江戸の旅

2017/11/03

  • 金曜日。28日。東京へ向けて出発。阪急→モノレール→大阪空港→羽田空港の流れ。もし今週、クソ派遣先のクソ無意味業務がなければ、飛行機で旅して回ろうと計画していた。が、それはしなくて正解だったと悟る。羽田までの小一時間ですら、飛行機は耐えられなかった。飛行機は好きではない事に気付いた。よくよく考えれば、遊園地の観覧車ですら気分が悪くなるんだった。思えば無謀な計画を立てようとしていたものだな。そうして半泣きのまま、羽田を去り、御茶ノ水へ向かう。
  • しかし最近飛行機に乗るのはラクやね。携帯とコンビニさえあればなんとかなるなぁって感じ。利用者の気持ちに立ったサービスっていいよね。
  • 御茶ノ水。さしてかわいくもないおねえちゃんが半ば無理やり(だと思う)楽器持たされて、エロい顔のカメラマンに激写されていた。御茶ノ水橋から聖橋を眺めたいだけなのに邪魔が入って残念。去る事にする。
  • 29日の現場、というかおそばを食べに行く予定だったので、場所を探す。神田のさぎそばという所。懸命の操作により、3分で発見された。ほへぇ。拍子抜け。
  • そこからどこに行ったかが殆ど定かでは無い。いつも通り東京メトロと都営地下鉄の1日乗車券を足にして、歩けるだけ歩き回るのが基本。吐くほど歩いて、ペットボトルのお茶買って、地下鉄で座って休憩、を繰り返す。しかしいつも思うのは、よくもまぁこんなに電車地下鉄高速走っとるなぁと。何回行ってもメトロの乗り継ぎには苦心する。ご丁寧に貼ってくれてるんだけどね。敢えて頼らないと言うか。そんなRPGの初回プレイから攻略本を読むようなヘタレにはなりたくはないのだよ。ワケの分からんこだわりを胸に、進む。
  • 15時過ぎ。さすがに小腹が空いてきたので、ラーメンを食べる事にする。高田馬場の俺の空というお店。ここには過去何度も来たが、正月、夏休みと悉くフられ続けてきた。そして今回、ようやくその願いがかなう。心の中では、「東京のラーメン屋なんか、人口が多いからよほどマズくなければ存続していけるんだろ?京都とは違うよな、いいよなー」とか穿った事を考えているのだが、普通においしくてびっくり。魚系と豚骨を混ぜてるのかな。細めの麺がまた良い。ホロホロのチャーシューもおいしい。また行きたい。
  • 浅草寺に行かないといけないだろう、と言う事で向かう。賽銭は1回1円以上は認めん。願い事は、世界征服。おみくじは吉。普通やん。「待ち人来らず」と出る。後にこれが、とんでもない形であらわれる事となる。
  • 上野公園に向かう。さくら見れるだろうと思ったら案の定。人だらけで閉口する。新撰組の墓かなんかあったはずなんだが、未だ見つけられない。アメ横を見て和む。活気がある市場ってのは好きだ。
  • 新宿に向かう。まさかのid:site-satellite君と飲む事に。ほんとねー、こんなので誰かと、しかも素晴らしい方々と出会えるなんて信じられない。でもみきしーとかで出会うのは俺は無理なんだよなー。ぴきしー分からんし。誰がどんな奴か。アナログ人間なので、自分に引っ掛かりがあって、やり取りの中でどういう人か自分の思い込みでもいいから分かっていかないと会うなんてのは無理だ。そんな訳で、人見知りの僕の「茶でもシバけへん?」の口説き文句に、何の躊躇も無くノって頂けたid:site-satellite君と新宿の飲み屋さんで飲む。イメージ通りの、寡黙で真っ直ぐな青年、と言った印象で、自分の薄っぺらさにもうほんとごめんなさいな気持ちを若干持ちつつ、会話は進む、進み掛けた所でバイトのねーちゃん「お飲み物は?」。会話は進む、進み掛けた所で隣のテーブルのオッサンオバハン共「ワッハハハ!」。我々二人は、なんか一段高い所に席を取ってもらって、太閤秀吉気分。なかなか面白いお店であった。

id:site-satellite君が折ってくれた鶴
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  • このブログを書く事によって、創作物の質が向上するか?そんな事をid:site-satellite君と話す。やはり作品、創作物はね、それを創って行く事でしか、超えられないんだと思う。これはこれだよね。息抜き的というか。全身全霊で血の滲む様な思いをしてこれを書くってのは自分の中では無い話であって。やはりそれは、作品に投影させるべき事だよね。昨日の自分は、今日の自分が超えるしかない。ラクな道、近道なんかは、ありはしないのだと思う。まぁ、退役軍人が何をほざいてもアレなんだけどね。でもそれが本質。と思う。
  • 高校時代の友人が住む小田急線渋沢駅に。「最寄駅は渋沢、駅から家まで徒歩40分かかる」と「それ最寄駅ちゃいますやん」な情報しかないのにふらっと終電で出掛ける。金曜日の東京の電車マナーってのはまぁ酷いものだ、と教えて貰って周りを見てみたが相当ひどいものだった。完全な酔っ払いが、吊り革をかろうじて持ち、ぷらんぷらん、ぐるんぐるん回りながら、クシャミを連発すると言うもう最低最悪な人力兵器が何故か俺の横に立ってんだよ。俺こういう運ないんだよいつも。電車運の低い俺。おっさんを見かねて、周りの人が注意したり、「ハンカチとか、持ってないの?」って聞いたり。この辺関西じゃないなぁと思う。関西はきっと一切無視か、殴り倒してるかどっちかだろう。人力兵器がいつまで経っても攻撃を辞めないので、座ってたにいちゃんが席を譲るが、ワケの分からないプライドで拒絶する人力兵器。「私は拒絶する!」だよ。結局微妙に一つだけ席の空いた列の前に、ぷらんぷらんしてるオッサンと、席を譲ったにいちゃんが立ってるっておかしな光景に。降りてくれたらほっとした。飛行機の疲れがぶり返した。
  • やっと座れた、と思って座ったら向かいに立った別のオッサンがヒザがくんがくんしている。マイケルジャクソンのスリラーの練習かな?と思う位に。このまま嘔吐物を受け入れる訳には到底行かないので、席を譲ろうと決め、オッサンに分かるように肩を叩いたら「るりれおりるらら(次で降りるから)、らいりょーる(大丈夫)」と確実に大丈夫ではない返答をしたのだが、とりあえず、ああそう、と言い返し、不測の事態にだけは備えていた(右腕にくくりつけたリュックをすっと目の前に上げる練習)。次の駅で降りてくれた時の安堵感ったらなかった。そう思ってた矢先、連結部付近に立ってた別のぷらんぷらんが餌付きながら接近してくる。もう勘弁してくれ全員殺すぞ。
  • やっとの事で渋沢駅に着いた。電話をするが友人は出ない。呼び出しながら駅の周りをウロつくが何も無い。タクシー待ちの人間以外はいない。コンビニが2件ほどあるばかり。電話する、出ない。電話する、出ない。auお留守番サービスの女性とのフレンドリーな対話をギスギスした心で楽しんだ後、女性につながる7コール目前に電話を切る、というチケットぴあ戦術を100回ほど試みた後に、現実的な方法を探す事を決心した。浅草寺のおみくじ、「待ち人来らず」は、図らずともえげつない形で披露される事に。そして夜、3月末とは思えない程寒い。なんだこれは。コート着て来なければ死んでたろう。駅前のベンチを見つけ、野宿を覚悟した後に、幹線沿いにラブホでもあるだろう、と思い、てくてく歩き出す。id:site-satellite君に無用な心配をさせてしまったり、次の日一緒にそばを食う予定の方にまで心配をお掛けしてしまう。てくてく幹線を歩いていると、シダックス(カラオケ屋)が見付かったので、飛び込んで、ガキンちょのへったくそな歌を聴きつつ眠る‥事など勿論出来ず、ゴロゴロと横にだけなって体力の回復を図った。
  • 5時にシダックスを追い出され、これじゃ、別に都心で寝てりゃ良かったな、と思いつつ渋沢駅に戻る。空が明るくなって来ていたので、もうどうせここまで来たんだからタダでは帰らんとこうと朝日の写真を撮って帰ろうと決意し、コンビニで歯磨きセットを買い、駅前のトイレで歯を磨き、身だしなみだけは整え、あったかいお茶を飲んで朝日を待った。結果は、以下に写真で挙げてある。素晴らしいものだった。
  • 朝日を眺めつつ、syrup16gのアルバム、syrup16gをエンドレスで聴く。さくらでいつも感動する。朝日をぼけーっと眺める。1日の始まり。宇宙の始まり。いのちの始まり。今この瞬間、誰かが生まれ、誰かが死ぬ。金玉の中でガキの素が増殖している。今現在自分が関わっている存在関係は、前世のそれと同じだと聞いた事を思い出した。素晴らしい人々と知り合えた。その人々と、未来永劫関わって行けるのなら、俺は十分、幸せだ。そう思えた。
  • 朝日の射し込む小田急線で新宿に向かう。よく眠れた。睡眠が足らないなと、地下鉄をひたすらぐるぐる回って睡眠を取る作戦を断行。が、全然席が空いていない。終着駅まで行く少しの努力を怠り、新宿駅付近をうろうろうろうろしていた。我慢できずに四谷三丁目とかで降りて、うろうろする。ミニストップがやたら多い地域に差し掛かり、小腹が空いたので肉まんを買って食べる。さくらがきれいだなぁとふらふら入っていった地域は創価学会の建物ばかりでなんか焦った。国立競技場前駅からまた電車。寝ながらメトロの荻窪まで何とか着き、池袋まで寝るための旅に出る。その間は本当に良く眠れた。寝飽きたので池袋の隣の新大塚駅からてくてく歩く事に。